「ホームページ」って間違いだよ、という記事を読みました。
確かに「ホームページ」「ウェブサイト」などなど、曖昧な使われ方になっている気がしましたので、英語としての意味を確かめてみました。
英語と日本語の概念
「英語」として使われている概念は、以下のようになります。
Webpage ;ウェブ上にある個々の文書のこと
Website :その個別の Webpage がまとまったもの
Homepage :WWW 上で公開される Website の入り口に当たるページ:トップページ
英語の「Homepage」はウェブブラウザを起動したときや、ウェブブラウザの「ホーム」ボタンを押したときに表示される Webpage を指していたようです。
「Homepage 」は「Webpageの入り口(トップページ)」の意味ですが、日本では「ウェブサイト」「ホームページ」とほとんど同じ意味で使われるようになっています。
英語でのコミュニケーションには要注意
日本で使われている「ホームページ」「トップページ」という概念のまま、英文を解釈すると大きな誤解が生じてしまうことがありそうです。
I think we need to change your company’s homepage.
◆ 英語の意図:会社のトップページを変えないといけません。
◆ 日本人の解釈:会社のホームページを変えないといけません。
※『「ホームページ」は英語でも「homepage」でしょうか? ー 和製英語の罠 | 英語 with Luke』を参考。
英語の「Homepage」を、「Website の入り口に当たるページ:トップページ」の意味ではなく、「ホームページ」と解釈しないよう注意が必要ですね。
まとめ
「ホームページ」という言葉は一般的に通用する日本語になっています。
日本国内において「ホームページ」という言葉で共通の認識ができるのであれば、「ホームページ」は間違い」と指摘する必要はないと思います。
「専門用語」(=お客様が知らない言葉)の羅列は理解度を下げてしまうこともあります。
お客様が「ホームページ」という言葉を使われるのであれば、「ホームページ」という言葉を使い、ちょっとした豆知識として「Website(ウェブサイト)」という言葉をご紹介をしてはいかがでしょうか。
※Web サイトの制作に携わる者は、「オフィシャル ホームページ」を英語表記するとき「Official Homepage」としないように気をつけましょう。